(言いたい事がない人)
この手の人も多く、けっこう悩んでおられます。
特に会社の社長。
「社員が結婚するのでスピーチを頼まれたが、まだ入社1年目でほとんど会話した事もない。なに喋ればいいんだ!」
こんなケースです。
とは言え、あまりにもありきたりな内容であれば社員にも申し訳ない……。
スパイです!(笑)
1.直属の上司を呼んで、普段の仕事ぶりを探ります。
まあ、お祝い事ですので上司もそこそこ良い事しか言わないでしょうが、何かのネタが掴めるはずです。
2.給湯室に潜む
「女子社員の噂話を給湯室の陰に隠れてこっそり聞く」。
まあそれは冗談ですが、女性は結構いろんな情報を持っているので、女子社員さんに聞くのも参考になるはずです。
3.同僚に聞く
これは生の声が聞けるでしょうね。
特に失敗談などが拾えればちょっとしたものです。
ただし、本気の失敗はNG。
4.本人と(お相手も含めて)会食
とてもいい手段だと思います。
「忙しい社長が、時間を割いてくれた」。「彼の会社の社長って、ほんとに私達の結婚を大切にしてくれるんだ」などなど。
社員さんの明日からの仕事に対する意欲も変わるのではないでしょうか。
これらで知り得たネタは本番、正直に話してみます。
「実はこのスピーチにあたって吉田君の楽しい話はないかなと、いろいろ社員さんにスパイしました。すると、ありました。(笑)実は吉田君、生け花の師範だそうじゃないですか……。この、ラグビーバカが……生け花の先生……」。(笑)
とか
「先日、このスピーチにあたって、お二人と食事をしたのです。玲子さんとは初めてお会いしました。吉田君、新婦、玲子さんの事、けっこうキツいやつなんです、社長、気をつけて下さい。とか言っていたのですが、なんのなんの。(笑)初めてお会いして、しっかり彼の事をフォローしてるんです。それも私に気付かない感じで柔らかく……。(笑)吉田!、何がキツいだ!。お前にはもったいない奥様だ」。(笑)
こんな風に持って行くと、社長はこのスピーチにそこまで時間を割いたのかと本人も聞き手も好感を持つでしょうし、話そのものにも盛り上がりが出てきます。
いい、スピーチ、頑張ってくださいな。

