あがり症克服:結婚披露宴スピーチなどであがらない方法
何かを手に握る
スピーチの際、空いている手に何かを握る方法はかなり有効です。
いざスピーチ本番になると人は「失敗しないか?」「うまく喋れるか?」「声がうわずっていないか?」などと、意識がすべてネガティブなベクトルに向かいます。
この一点に集中した不安のベクトルを分散させるのが「何かを手に握る」方法です。
握る物は何でもいいです。(もちろん、手で握って見えない程度の大きさですが)
例えば小さなスヌーピーのぬいぐるみでもいいですし、家族の写真でもいいですし、普段使っているシャープペンや消しゴムでもいいでしょう。

もちろん、スピーチのはじめや途中に何度かギュッと握る事を忘れてはいけません。日ごろから愛着のある物を持って握る事によって、意識は手の中の物に流れ安心感が生まれ緊張をほぐしてくれます。
最も効果的だったのは「折鶴」

この何かを握る方法は幾つかの「あがり症克服」の文献などで紹介されており、握る物は何が良いなどとも書かれていますが、筆者が試してみて一番効果的だったのは「折鶴」でした。
- 折鶴を自分で折る→悪戦苦闘をして折った自分を思い出す。
- 悪戦苦闘をしたのだから→愛着がある。安心感がある。
- 尖っている→手の中に物を握っている感覚がある。
- 軟い→あまりギュッと握ると壊れてしまう。
などなど、握っている手の中身に意識が分散され妙に落ち着くのが分かりました。
スピーチ本番の2~3日前に折鶴をいくつか折って、その中で一番出来の良かった折鶴に「本番よろしく!」と何度もつぶやく。ついでに「緊張はお前が吸い取ってくれ」とお願いをする。この方法、かなり効きます。
そうそう、本番スピーチ終了後も大役を果たしてくれたパートナー折鶴は大切にしてやって下さい。(笑)