結婚式スピーチの文字数と時間の目安
たかが3分、されど3分

うーん、では「どれ位の文字数」で「どれ位のスピード」で喋れば、ちょうど3分に収まるのかしら?
アナウンサーは300~350文字/分
一番分かりやすい例が「アナウンサー」です。
NHKのアナウンサーは1分間におおむね300~350文字(原稿用紙1枚分弱)の原稿を読むと言われています。
ただし、これはニュースなどの原稿を読むかなり速いスピードですから、一般的なスピーチの場合は1分間に250~300文字程度、さらに落ち着いた口調で喋る場合はそれ以下となります。
つまり、250文字から300文字×3分=750文字~900文字
3分のスピーチの場合、最高900文字程度と考えておけばいいのですが……。
前後の挨拶(定型文)も文字数のうち
まず、文字数設定に入る前にひとつだけ。
前後の挨拶(定型文)も文字数のうち
であることを考慮しておかなければなりません。

ここからは結婚式スピーチの文字数と時間の目安の実践です。
お時間のある方はどうぞ!!
3分スピーチ、作りましょう!
実践1 とりあえず「900文字前後で原稿を作ってみる!」
結婚式の友人代表スピーチなどは、3分から長くても5分程度。
また、会社の朝礼も「3分間スピーチ」が多いようです。
これは起承転結がつけやすく、かつ、聞き手が飽きない時間数。
まず、900文字程度の原稿を作成してみます。
実践2 適当でいいので作ってみる!(笑)
とは言っても、いきなり900文字原稿なんてプロでもないのに簡単には作れません。
ですから長さは気にせず、まずは思っている事を原稿にしてみます。
(ワードなどの文章作成ソフトなら文字数はすぐに分かります)
『あら、これ2,000文字も書いたの?』
『何っ! たったの500文字!』
まずは自分の文章作成イメージ(?)に驚いて、
次は、言いたい事を足したり引いたり。
とりあえず900文字程度を作ってみます。
実践3 ただし「900マイナス165」
結婚式のスピーチの場合、大きく
1,冒頭挨拶・自己紹介
2,新郎新婦との思い出など
3,結び
となります。
例えば友人代表の挨拶の場合
<冒頭挨拶>

ただ今ご紹介にあずかりました○○君の中学時代からの友人の○○と申します。○○君、○○○さん、ご結婚おめでとうご
ざいます。ご両家の皆様方におかれましても心よりお慶び申し上げます。
これだけでも88文字使っています。
<結び>
簡単ではございますが、お二人のご多幸とご両家の末永い繁栄をお祈りいたしまして私の祝辞とさせていただきます。
本日は本当におめでとうございます。
これで77文字
合計165文字
つまりこれら定型文を除くと、実際に作成する内容は735文字。
原稿用紙2枚にもなりません。(時間は2分少々)
<ここが大切!>
従って、短い文字数にたくさんの逸話や思い出を詰め込めば、ただの箇条書きになってしまいます。
エピソードの紹介はひとつか二つにしてそれをうまく料理する、それが印象的なスピーチを作るコツと言えます。
実践4「音読する!」
さて、大まかな原稿が出来たら、実際に時計を前にして出来上がった原稿を声に出して読んでみます。
人によって喋り方のスピードは違いますので、自分の3分イメージをつかみます。
実践5「文字数のざっくり調整!」
自分の話すスピードが分かったら、しめたものです。
後は、出来た原稿をざっくりと足したり削ったり!
本番では、やはり緊張して少し早口になったりもしますので、そのあたりも考慮に入れて……。
※自分の3分イメージ出来たら、かなり自信がつきますよ!
実践ラスト!こまごま「イジラナイ!」

ただし、ここでほぼ出来た原稿を、あまり細かく削ったり増やしたりしていると「ドツボ」にハマります。
細かい言い回しや「、」「。」などは、最後の最後!
(とは言えプロの筆者も、いまだに失敗します!)
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