愛することにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠に素人である。
三島由紀夫
この言葉は「愛するといふこと」というエッセイの中の一節です。
男は愛することにおいて、無器用で、下手で、見当外れで、無神経、蛙が陸を走るやうに無恰好である。
<中略>
非常に美しい若い女が、大金持の老人の恋人になつてゐるとき、人は打算的な愛だと推測したがるが、それはまちがつてゐる。打算をとほしてさへ、愛の専門家は愛を紡ぎ出すことができるのだ。
とても素晴らしいエッセイなので全文紹介したいところですが、著作権の関係もありますので、ご覧になりたい方は「愛するといふこと」「三島由紀夫」で検索を!
その三島由紀夫の恋愛はほぼ終戦を迎えた昭和20年6月。
無二の親友、三谷信の妹、三谷邦子と軽井沢で初の接吻、そののち、同三谷邦子との結婚を三谷家から打診され逡巡している間に邦子が他の銀行員と婚約、結婚。三島はこの日、自宅で泥酔。
確かに三島由紀夫の青年期の解説を読む限り、恋愛に見放されまさに蛙が陸を走るような不格好さ。
この事件と妹の死がその後の三島のターニングポイントになっているそうです。
愛することにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠に素人である。
三島由紀夫
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