あがり症克服:結婚披露宴スピーチなどであがらない方法 -4
スピーチに電信柱を立てる
「苦しくなってくると前に立っている電信柱を目指して走る。それを通過したら次の電信柱を見据えて走る」友人のマラソンランナーから聞いた話です。「スピーチに電信柱を立てる」この方法はそれのパクリです。(笑)

ただし、マラソンの場合は後半、辛くなって来てから電信柱を見据えますが、スピーチの場合は出だしが肝心ですので、電信柱ははじめに沢山立てておきます。
一般的な友人代表の結婚披露宴のスピーチは
- 司会者から指名
- 起立してマイクを持つ
- 新郎、新婦へのお祝いの言葉
- 自己紹介
- 新郎、新婦との間柄
- 新郎、新婦の逸話
- 祝いの言葉
- 結び
となっています。
これらに電信柱を立てます。こんな感じです。
司会者が自分の名前を呼んだ。
→電信柱を一本通過した!
よし!ちゃんとマイクを握れたぞ!
→二本目の電信柱無事通過!
「コホン」と咳払い
→よし、咳払い成功!
こうして緊張しやすい出だし部分に細かく電信柱を立てて、次々とクリアしていけば後は楽勝です。電信柱の距離が遠くとも今まで無事通過したのだから、きっと次もうまく行く。そんな安心感で次の電信柱に向かって進んで行けばよいのです。
さて、まったくの余談ですが、友人のマラソンランナーにこう尋ねてみました。
「人生もマラソンと同じでしょ?お前も人生に電信柱立ててるの?」
すると、友人は暗い顔をしてこう言いました。
「もちろん電信柱を立てているよ。ただし、まだまだ視野に入ってこないほど遠い電信柱だ」と。「どの時点?」「定年退職」「…………」
納得してよいのか、良くないのか、そんな回答でありました。暗いオチでごめんなさい(笑
コメント